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一次/world's end

 それは、とても幸せで、とても不幸せなお話。

もし、世界中の人たちが、50%の幸福と50%の不幸を甘んじて受け入れられたのなら、世界はいつも平和に満ち溢れていたはずなのに。日々の暮らしの中で、一人一人が幸せと不幸せを平等に甘受すれば、誰もが同じだけの幸せを得られたというのに。
人は傲慢だから、50%の幸福では満足することなく、60%、70%と自らの、そして自らの周りの人たちだけが幸せであるよう祈り、行動する。その影で、自らと、自らの周りの人の数と同じ数だけ、人が不幸を60%、70%と受け入れなければならないというのに。

――世界の中で、幸福と不幸の絶対量は決まっている。人を除く全ての生を持つものは、幸福と不幸とを互いに分け合って生きている。人だけが、そのルールを忘れ、踏みにじる。自ら以外のものから幸福を奪い取ろうとするのだ。

だから、そうなるようにしてしまった僕は、ほんの少しだ

 


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一話(1ページ目)
二話(2ページ目)
三話(3ページ目)
四話(4ページ目)
五話(5ページ目)
interlude(6ページ目)
六話(7ページ目)